2005年03月16日

コレクティブハウジングから高齢者住宅へ

kizzuハートフルハウス「サンセゾンI」を訪ねた。7年前にできた当時は、大型のコレクテブハウジングの先駆的事例、多世代が交流する現代版長屋として、新聞、雑誌、テレビでも紹介された。そのコレクティブハウジング型賃貸マンションが、高齢者住宅に方向転換をすることになったというので、どういう状況で方向転換するのか確認したかったのだ。

≪コエクティブハウジングの特徴のひとつ食堂≫当初の企画は、入居者が報酬を得て食事を作りをしすることになっており、軌道に乗るまで、管理会社が経営するホテルからコックを派遣すると聞いていた。ホテルのコックさんの料理は家庭料理を期待する入居から評判がよくなかったことと、食事作り係を希望する入居者も少なかったことでその企画は頓挫し、入居開始から間もがなくして、食堂経営専門業者への委託に変更し、今に至っている。今の食堂利用者は半分程度。

≪銭湯スタイルの男女別、共同浴場≫利用料は1回100円で経済性は悪いが継続している。

≪多世代居住のシンボルだったキッズルーム≫入居者が保育係となって入居者の子供の世話をするという企画で、保育士を入居者としてして確保してスタートしたが、今は、全く利用されていない。4月からここに訪問看護ステーションが入る。

≪ホビールーム≫全く利用されていない。将来的に、デイケアセンターを作る場合、キッズルームをデイケアルームにし、ホビールームを訪問看護ステーションにする。

≪図書コーナー≫管理スタッフが利用する程度で、入居者には全く利用されていない。

入居促進のために、高齢者向けに方向転換するのはいいけれど、若者がいなくなっていくのは残念。福祉関係の大学や専門学校で勉強する学生さんにPRし、入っていただくことを提案して帰った。写真は使われなくなって久しいキッズルーム



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