2005年03月19日

プライエム(日本の特養)が閉鎖される

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松岡洋子さんが書いた 「『老人ホーム(プライムエム)』を超えて」という本が届いた。私もスウェーデン、デンマークの高齢者福祉の視察に参加しているが、伝えたいことを報告書としてまとめるだけの余裕がなく、とりあえず写真をアップしただけになっているが、この本には、私が感じたことがしっかりと書かれている。
 
高齢者福祉として高齢者介護施設をたくさん建てる ⇒ 施設介護は、人を幸せにはしない。コストもかかる。なるべく長く住みなれた家で暮らせる
よう在宅介護を推進する。⇒ 高齢者にとって住みにくい家では暮らしにくく、結果として施設に頼らざるを得なくなる。高齢者が散らばっていては在宅介護もコストがかかる。⇒ 地域とのかかわりを持てる元気なうちに、高齢者が暮らしやすい高齢者住宅に転居し、将来の在宅支援も受けやすくする。
というのが、高齢者福祉の先進国といわれる北欧の流れなのだ。
 
日本でも、手厚い介護を受ける老人ホームを増やすより、軽い見守り程度の基本サービスと介護保険制度による介護サービスを組み合わせた高齢者用賃貸住宅を増やした方がいいと思うのだ。
 


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1. 特養がなくなる?  [ 建築設計者としての関わり方とは… ]   2005年03月21日 22:27
ぷらぷらとブログで検索していたところ、 ウェスタ社長さんのブログにたどり着きました。 川本社長の意見、私も賛成です。 まだまだ経験の浅い設計者が偉そうですけど。。。 ...

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