2005年04月19日
中村勘三郎襲名披露公演
勘三郎の襲名公演のチケットはなかなか手に入らないところ、東京商工会議所女性会が100席確保してくれたお陰で、久々に歌舞伎座に行った。
大きな名跡の襲名だから、口上の顔ぶれがすごい。作家が書いた台詞ではない口上は、役者の器がそのまま口上に出る。口上のひとことひとことに魅了される。
夜の部の出し物は、籠釣瓶花街酔醒、田舎での絹商人が花魁に一目惚れし・・・・・・刀で殺してしまう。吉原の舞台は華やかで、花魁八つ橋の玉三郎はきれいだったけれど、そして、勘三郎の人情芝居もよかったけれど、疱瘡跡という汚い化粧。普段の舞台ならともかく、襲名披露する主人公はやはり美しい顔、姿を見せてほしい。