2006年01月
2006年01月31日
要注意!引渡し手続き中のリホーム営業
昨年9月に完売したレーベンハイム町屋フォルシエーロが完成し、昨日はお引渡し日でした。お引渡しは午後1時からなのですが、午前中に残代金お支払いの確認がとれない方があったり、お引渡し時間前にお引越しのトラックが到着し、搬入を待っておられる方もあります。引渡しというのは、ご購入者に鍵をお渡しし、自由にお使いいだけるおめでたいことなのですが、引渡し当日の現場は、けっこうバタバタとしております。
その混雑に乗じて建物内に入り込み、関係者の紹介だと誤解させるような言い方で、風呂場にカビが生えないようコーティングするとか、エアコンにフィルターをつけるとかの営業をし、その場で契約印を押させる工事業者がいます。昨日も、引越し業者のような格好をした男性が引越し業者に混じって工事用の器具を持ち込むのを静止したところ、「入居者と工事の契約は済んでいる。今からその工事をするのだ。」と言いますので、お客さまには工事業者は関係者ではないこと、こういう契約はクーリングオフできることを説明をさせていただきました。
2006年01月30日
石原都知事と田原総一郎の講演会
東京国際フォーラムで、宅建協会創立40周年記念研修会ということで、石原都知事と田原総一郎の講演会がありました。都知事の講演のテーマは「日本の可能性、東京の可能性」でしたが、聴衆は宅建業者なので、耐震問題についての考え方などにも触れるかと思ったのですが、いつもの「ノーと言える日本」に連なるお話だけ、新しい話題はありませんでした。
田原総一郎のテーマは「時代を読む」。その中のひとつ。中国は国民の半日感情を抑えたいが、日本が間違っていなかっというわけにはいかない。そこで、田原さんたちとのトーク番組で、田原さんに扶桑社の歴史教科書問題、小泉さんの靖国問題を語らせ、生放送で流したのだそうです。
東京国際フォーラムに入るのは初めてでした。案内板が理解しにい建物ですね。
2006年01月29日
広尾のゲストハウス
NPO不動産女性会議の若手会員が広尾にゲストハウスを開いたというので遊びに行ってきました。新規事業開発を目的に設立した会社が起業アイディアと投資家をホームページで募集したものの第一弾として彼女の企画が採用されたのだそうです。
二人部屋(二段ベット、寝具付)で月65,000円、四人部屋で月60,000円、光熱費と調味料代を含みます。アメリカに留学した娘たちは、一軒の家を数人で借りてシェアして暮らしていましたが、家賃が高い東京で、しかも広尾となれば、こういうシェアリングになるのでしょう。個室で育った現代の若者たちも、他人に気遣いながら暮らす経験もよいのかもしれません。
建物は築40年の木造住宅です。トイレの水洗タンクが高いところにあり旧式なタイプだなと思うくらいで、しっかりと木を使ったいい家です。リビングも個室はきれいに改装しています。古い家を壊して、安っぽい賃貸マンションにしてしまうより、こういう利用を考えてみるのもいいのかもしれません。
2006年01月28日
何の行列?
久しぶりに吉祥寺に行きました。20年近くまえでしょうか、駅前に上野のアメ横のような市場がありました。その市場のことを、「戦後の混乱で借地権もなにもないままバラックで商売をはじめた人たち(もちろん暴力団もいた)と渡り合い、区画割りした市場に異動させるまとめ役をしたのだ。」と昔話をしていた人を思い出します。その後、市場の人たちから、再開発の話が持ち込まれているから来てほしい、という依頼があると聞いていました。
あの市場はここらあたりだったのだろうと思いながら、駅前の商店街を覗いてみました。新しいお店の中に、お味噌やさん、さつま揚げやさん、乾物屋さんなど市場時代からかなと思われる店があります。長い行列をみつけました。通行人の邪魔にならないよう交差点は空けて靜にお行儀よく並んでいます。お目当てはお肉やさんのメンチカツでした。これだけ並んでいるのだから、きっと、有名なのだろう。。。と、「吉祥寺」「メンチカツ」で検索したら、いっぱい書かれてました。
2006年01月27日
2006年01月25日
スーパーエコハウス
新入会員のオリエンテーションを組み込んだ東京中小企業家同友会(代表理事は後藤せき子さん)の賀詞交換会で、株式会社 光と風の研究所代表取締役の堀内道夫さんにお会いしました。太陽と水をエネルギーに変えるたスーパーエコハウスを企画開発し、テレビ朝日(1月29日(日)17:30〜17:55)で取り上げられるそうです。
デンマークの高齢者住宅を見学したときに、一般家庭でも暖房に地熱を利用していると聞いていましたので、光と風だけでなく大地に蓄熱されたエネルギーの利用はされていないのかとお聞きしたところ、そう大掛かりな仕掛けがなくてもできそうなお話でした。友人、芝静代さんの緑の学校と一緒に株式会社光と風の研究所にも注目したいと思います。
2006年01月23日
2006年01月20日
2006年01月19日
関東大震災での土蔵と木造の被害率
耐震強度偽装問題に関して(財)住宅保証機構の方のお話がありました。写真はいただいた資料です。「関東大震災の被害は下町と山の手では大きく異なっていた。下町の神田、下谷、浅草、本所、深川では木造建築の被害が多く(10〜30%)、土蔵は1%前後。これに対し、山の手の麹町、麻布、四谷、牛込、小石川、本郷では5〜20%の土蔵が壊れたが、木造建築の被害は5%以下であった。これは地盤の柔らかい下町では地盤がゆっくり揺れて、木造建築が共振を起こしやすく、地盤の堅い山の手では地震が小刻みに揺れて、土蔵のようながっちりした建物が地盤と共振して揺れたためであったと考えられる」とあります。
この経験値によれば、小刻みに揺れる硬い岩盤の上には柔軟な構造の高層ビルなどを建て、ゆっくりとした大きな揺れを起こす柔らかな地盤の上には、小さく小刻みに揺れる鉄筋コンクリートの建物などを建てれば地震に強くなるということになります。
いろいろな議論はあるけれど、耐震性の判断は単純明快にできるものではなく、耐震性がありとして建築確認が下りている建築を耐震性に問題ありとして否認するのは簡単なことではないようです。
2006年01月18日
IT研究会
東京中小企業家同友会新宿支部のIT研究会に参加しました。この団体は、上部組織が企画したイベントをトップダウンするのではなく、各支部の会員が企画運営するものに、他支部の会員が自由に参加できるとうシステムです。組織運営がピラミッドになっていないのはいいですね。
この勉強会は、「インターネットを利用して売り上げを伸ばそう」という集まりです。隣の席の方は東洋工業株式会社(ろうそく製造)、有限会社シネマエンジェル(ホーム・スイートホームを自主制作、自主上映)でした。テレビショッピング系の通販会社で楽天に出店し、12月は8億売り上げたけれど、収支としては儲からなかった。。。という初参加の方もいました。
会場のホテルヴィンテージ新宿の小泉社長は、2003年に倒産したホテルを引き受けてから現在までの宿泊予約経路の数字をもとに話されました。自社のホームページからの予約が増えているようです。「稼働率96%というのは、場所柄『昼間の利用があるのだろう』と言われるけれど、清掃、ベットメーキングは外注で、清掃会社は午後2時には引き上げてしまうので、そういう利用できない。宿泊だけだ。」そうです。この立地で、東急イン、三井ガーデンホテルを同クラスのホテルだという経営姿勢でした。
資料の中に、宿泊予約サイトからの宿泊客の利用後の感想の書き込みのプリントアウトもありました。ペーパーのアンケートを書いてくれるお客さまは非常に少ないけれど、サイトにはたくさん書き込んでくれる。利用客の感想を読んでから予約する人が多く、従業員たちはこのサイトを気にしており、会社が社員教育をしなくてもサイトがしてくれている。。。。。これは想定外のインターネットの効用だそうです。
2006年01月17日
エコマンション
エコビレッジ小豆沢公園を見てきました。エコに拘ったマンションです。可能な限り自然の木を使っています。床は無垢のフローリングです。質のいいワックスを少し塗っているそうです。米糠袋で床磨きをした子供の頃を思い出します。押入れは上段、下段ともすのこです。これなら湿気ることはないでしょう。天井には珪藻土でできたクロス。湿度が高くなりがちな洗面室の壁には調湿エコタイルです。
ベランダに花台、ベランダの天井にはフックがあります。夏は糸瓜や朝顔を植えて天井までは這わせて緑のカーテンができます。廊下にも緑のカーテンが作れるよう、北側の外廊下の天井にもフックがあります。
建具は引き戸です。玄関脇にも小窓があります。防犯用の窓格子はルーバーになっています。安心して窓を開けられるでしょう。これなら風通しはいいでしょう。心和むマンションでした。
2006年01月16日
2006年01月14日
高塀の中の画集
女性設計家の事務所でもらった資料の中の日経新聞のコピーで当社の記事を見たという方が来社されました。自己紹介代わりにくださった著作の出版社名が「心泉社」とあります。「心泉」というのは、あの竹井博友氏の雅号ではないか、刑を終えられてから出版業をされたと言っておられたから、心泉社というのは氏の会社ではないか、と思いながら本を開いたら、著作は執筆者と竹井心泉氏の対談形式のものでした。
写真は竹井氏からいただいた画集です。竹井氏とは面識はないのですが、受刑中にちょっとしたことをさせていただいたお礼に、刑を終えられた後、巻紙に毛筆のお手紙を添えて送っていただいたものです。刑務所内のクラブ活動で、月一度、一時間の絵画クラブで絵を習ったのだそうです。独房では絵の具を使うことは禁じられているので、鉛筆で書き上げたものをクラブの時間にスピードで仕上げたものだそうです。狭い独房と小さな鉄格子の窓からは描くような対象物は見えない。独房内の便座や縞の布団を描いたら寂しさを漂わせた尿殿ができ、我ながらよく描けたと思ったら「刑務所内のものを描いてはいけない」と廃棄させられたそうです。左の絵は「高塀の中の虫と花」とあります。刑務所内のもので、虫と花だけは描いてよかったのでしょう。
あとがきに、「獄舎の中では絵描く対象物がないので、諸先生の写真や絵を本から無断で模写させていただきました。深くお詫び申し上げます。」とありました。竹井氏は平成15年に他界されたそうです。
2006年01月13日
2006年01月12日
季刊誌「ファム ポリティク」
「ファム ポリティク(Femme Politique)]の発行人は主婦の投稿誌「わいふ」の編集長田中喜美子さんです。新幹線に乗ったお陰でゆっくりと読むことができました。A4版19ページ、2005年冬号(通巻50号)です。
議会の「言論封殺」:1999年に初当選した愛媛県議会現職議員・阿部悦子さんのたたかい。なれあい議会に女性が入ってきた男性議員たちの拒否反応のお粗末さです。初当選以来いっぱいあるのですが、議会運営委員会が、彼女が19回のルール違反をしたという罪状で「議運」への出席停止を決めたその罪状はこっけい過ぎます。阿部議員の質問中に傍聴者が拍手したことが4回、ヤジを飛ばしたことが2回、発言して壇上から降りるときに議長に会釈しなかったと議長から注意されたのが2回、委員会の割り振りについて「議運」で異議を申し立てたことで1回、5分と決められた発言時間を数秒オーバーしたことが4回、ホームページに討論封殺県と批判的に書いて1回、文教委員会の議事録が間違っている事実を指摘して1回、本議会に遅刻して1回。。。。。この決定は昔の話ではなく、昨年6月の話だそうです。
搖れる労働組合:UIゼンセン同盟の高木剛が選ばれた昨年10月の連合の会長選挙に、締め切り15分前に立候補した「全国コミュニティユニオン連合会」の鴨桃代が22%もの得票を果たした話です。「全国コミュニティユニオン連合会」は個人加盟の組合の地域連合体で組合員数3300人、UIゼンセン組合員数は80万人、小人はなぜガリバーに戦いを挑んだか。。。。
同化か隔離か?フランス移民政策の模索:11月から3週間にわたって起きたフランスの「移民層を中心とする若者の暴動」をフランス在住の浅野素女さんが書いたもの。外国人受け入れを止めたくなるような現状報告の後、新しい動きとして「開かれるエリート校」(フランスの超エリート校・パリ政治学院に移民層が住む地域の高校から別枠で学生を受け入れる)「Codevelopmennt網の広がり」(フランス政府と移民の母国で8割、残りはフランス在住の移民と母国の住民で費用を負担し、移民と母国住民が一緒に母国の村に学校、灌漑などの事業を成功させたマリの成功を、今年からはセネガルほか15カ国へ広げる)
などを紹介し、移民問題は、自分たちだけが豊かになることをよしとするのか、世界を自分の内に取り込んで共に歩もうとするのか。。。という世界像の選択に行き着かざるを得ないようだ。。。と結んでいます。
ファムポリティクの注文は、03-3260-4771 年間購読料(4冊)は送料込み1620円です。