2006年03月

2006年03月12日

噛合わない対談

5abc8eb9.gif フジテレビの「報道2001」に藤原正彦氏が出演されていました。藤原氏の「国家の品格」テーマに中曽根(元首相)氏も並んで出ており、黒岩キャスターが進行役でそれぞれに振るとそれぞれが答えるだけで全く噛合っていませんでした。ベストセラーになっている本をテーマに著者をゲストに迎えるなら、著者お一人に十分ですのに。。。。。

 番組が余りにも不自然なやり取りだったので新聞のテレビ番組欄で確認しました。藤原・中曽根「初対談」になっています。番組企画者は藤原氏と中曽根氏は同感しあい盛る≪ビック対談企画≫だったのでしょう。

 番組の主の竹村健一はお孫さんが袴姿で勉強する話をしていました。竹村さんは「日本の常識は世界から見れば非常識だ」と言い続けてきた人です。番組最後まで見ていたわけではないけれど、藤原氏はにこりともしませんでした。

 「国家の品格」には同感できないところもあるのですが、「伝統だから変えない、変えるべきでない」「たかだか50年」「民意に振り回されてはいけない。民意なんて一晩で変わる。」と断定されるのが心地よい。政治も経済も関係ない数学者の言葉だからかもしれないですね。



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2006年03月10日

象地域設計

417fe819.JPG 中同協の例会プログラムを覗いたら、葛飾支部の例会「住む人使う人の立場に立った街づくり〜姉歯問題はな何故起きたのか?〜」の講師(株)象地地域設計代表取締役渡辺政利が目につき、確か、下町の密集地域の住民を追い出さず、賃借人も巻き込んでコーポラティブ形の再開発をした事務所ではないかと思い出し、急遽、参加しました。

 企業の社会的責任、構造計算書偽造問題のあと象地域設計の理念と実践の話があり、渡辺社長のお人柄もあり、地域に根ざしたいい仕事をしている良心的な設計事務所だということがよく分かりました。
 ただし、いただいたレジメに「新建築家技術者集団の理念を事務の中で実践する事務所」とありましたので新建築家技術者集団のホームページを見ますとnew union of architects & engineers とあり、見解、声明、呼びかけもありました。私は「union」というと「連合」「労働組合」を連想し距離を置きたくなってしまいます。

 当社創業から間のない頃、『連合』の幹部が代表者をしている協同組合が売主の住宅を数プロジェクト販売させていただいたことがあり、嫌な経験をしています。12月に入って突然に提携解除されたのです。契約は期間3ヶ月の自動更新で、「更新しない場合は事前に申し入れる」となっており、11月末で自動更新されていたはずでした。納得いかない当社の担当社員がその旨をお話ししたところ、「えっ、11月末だったのか、12月末だと勘違いしてました。」でお終いでした。

2006年03月08日

東横イン問題の背景

 「姉歯の問題より、東横インの問題の影響が大きい。中小規模のビルでは竣工検査が終わってからやりかえるのは当たり前でやっている。以前の外資は日本は地震国だからと地震を気にしていたが、東横イン問題の後の外資は検査済証を要求するようになった。。。。」

 ビル仲介をしている方の最近の市況動向の話です。実際に建てたい建物では建築確認申請は下りないから、建築確認が下りる図面で許可を取る。申請図面通りに建物を建て竣工検査も受けてから本来建てたかった建物に造り変える。。。。ということが、日本の建築業界では当たり前にやられてきたということのようです。
 
 そういう背景があったわかれば、東横インの社長が事件を大きく捉えず、スピード違反で切符を切られた時のように「運悪く見つかっちゃった。。。」という感覚で謝ったのも、あの謝り方は拙かったと再度謝った謝り方が、心から悪かったと思えない謝り方だったのも頷けます。

 建設・不動産業界の体質には暗澹たる思いですが、そういう業界だからこそ、「真面目な女たちの不動産会社は貴重」なのでしょう。

自治体独自に少子化対策

0a6803e8.JPG 日経新聞夕刊に全国都道府県が少子化対策に力を入れ始めた。。。と事例を紹介しています。事例のトップは福井県の「3人目以降を妊娠した女性の検診の無料化」です。
わかっていない!「3人目からは妊婦の検診が無料になるからもう一人産もう」と思わない。女性が二人目、三人目を出産しようとしないのは、一人目の出産、育児で、「こんなたいへんなことはもういい」と思ってしまうからではないでしょうか。

 「川本さんは働いていたから4人も子供を産んだのよ。一人で子育てしてたら、4人も育てようなんて思えないわよ」
 と専業主婦で二人の子供を育てた女性に言われたことがあります。確かに、
 「母親が働いていなくても利用できる保育園がある」
 「一時は育児に専念しても、仕事に復帰できる」
 になれば、母親の気持ちに余裕が生まれ、子育てが楽しくなり、もうひとり赤ちゃんがほしい、と思えるようになるのかもしれないですね。
 

2006年03月07日

コオプ・コーディネーター

4ade357c.JPG 職域、業域の立教会の交流会の基調講演は立教大学コオプ・コーディネーターの小島貴子さんのでした。コオプとはコーポラティブ、協同という意味で、コオプ・コーディネーターというのは大学で学んだことを、いかに社会につなげていくか、社会の中の企業や人などと協同していこうと研究実践する仕事のようです。
 小島さんは銀行出身で人材育成に携わった後に、埼玉県庁職員として7年連続で若年者の100%就職を実現するなど、キャリアカウンセリングで活躍されています。立教大学は昨年5月に小島さんを向かえ、11月にコオプ教育・インターシップオフィスが開設されています。
 写真は講演のイントロで取り上げた人生時計です。人生80年を24時間であらわしています。20才は午前6時、十代はたくさん夢を見て興味を広げている時間、出勤して本格的に仕事に就く9時は30才、夕方6時は60才、仕事は終わったけれど、まっすぐ家に帰りたくないなと寄り道したくなる時間、9時は70才、12時が80才になります。日の出とともに起きだし、日が沈んだら大人しくしていた時代とは違う。。。。。
 平均寿命の話の中で、男性より女性の平均寿命が長いのはどうしてか?の質問があり、ある医者の答えとして「男性は食事を自分で作らない。昼に肉を食べ、家でもまた肉を食べる。女性は自分で食事を作る。自分の生理に合わないものは食べない。」も紹介してました。

2006年03月05日

特許事務所専用ビル

9e6b2f71.jpg 虎ノ門の 鈴榮特許綜合事務所を見学させていただきました。1月に竣工した特許事務所専用の自社ビルです。セキュリティーを重視し、外部の人が入れるのは3フロアのみ、他のフロアとはエレベーターも別になっています。外部の人が利用するフロアは木を使った重厚な内装に仕上げていますが、防火対策から木は表面だけだそうです。地下倉庫には膨大なファイルが収めてあります。記録は電子ファイル化しても、やはり紙の記録の方が見やすいそうで、紙で残した原本を利用することが多いそうです。

 鈴榮特許事務所は明治43年創業で、現会長鈴江武彦氏は3代目だそうです。初代はキッコーマンに勤めるサラリーマンだったけれど、体を壊し自宅でできる仕事として弁理士を開業、現会長も結核で肺を切除したため就職ができなかったので、戦時中、休業状態だった伯父の特許事務所を引きついたのだそうです。病気で他の仕事ができないからと選んだ特許事務所が、リクナビによると、今や、340人のスタッフを抱える日本一の規模の特許事務所になっています。アメリカの場合は弁護士事務所に弁理士部門が置かれているのが普通なので、特許専門事務所としては世界一かもしれないとのことでした。

2006年03月04日

伊藤亞人先生退職記念パーティ

95a5163e.JPG 伊藤亞人先生の最終講義の後、退職記念パーティがありました。駐日韓国大使、韓国の珍島のお友達などの来賓挨拶の後、樽酒の鏡開きで札幌のよさこいソーランの創始者長谷川岳さんも一言挨拶をされました。「よさこいソーランまつりを宗教と宗教の対立を乗り越える市民交流の広がりにしていきたい。。。。。」というような内容だと受け止めました。
 先生と長谷川岳さんは、高知のよさこい祭りを見た北大生長谷川岳君がソーラン節を入れたよさこいソーランを思いつき、伊藤先生を訪ね、推薦文を書いてもらって第一回よさこいソーランを成功させて以来の関係です。
 先生と私の関係は、オーストラリアの高齢者福祉の研修ツアーで夫人の雅子さんと知り合い、当時企画中だった大江戸東京音頭の夢に賛同いただき、CDのデザインに亞人先生のお父様の絵「吾妻橋・凌雲閣眺望」を使わせていただいています。お父様は浅草・吾妻橋から千住に上るポンポン蒸気船(一銭蒸気と言っていました)の経営者でした。高知、札幌の市民のお祭りを支援していらした伊藤先生は江戸っ子だったのです。
 写真は長谷川岳さんとよさこいの踊り子で大江戸東京音頭の事務局長、パルホームサービスの田尻恵子さんです。よさこいの踊り子にとって、長谷川岳君とのツーショットはうっれしい!

2006年03月03日

伊藤亞人先生の最後の講義

48723e1a.JPG 3月で東京大学を定年退官する伊藤亞人先生の最後の講義「東アジアからの人類学」がありました。伊藤亞人教授は戦後の日本人としてはじめて韓国における本格的なフィールドワークを展開してきた文化人類学者です。韓国研究や日韓両国間の交流のために、はたしてきた功績を讃え、韓国政府より玉冠文化勲章を授与されていまます。


夢幻 最終講義は、1971年から74年にかけて撮った写真をもとにお話をされました。当時の先生はまだ20代、以来30年余、何度も珍島に泊り込み、セマウル運動で大きく変わっていく韓国の農村を定点観測をされています。この時代の韓国をこれだけ記録した写真は貴重でしょう。
 退官を期に、70年代の韓国の原風景を、180点の写真を収録した「韓国夢幻」新宿書房 税込価格:1,890円を出版されています。


論文 「東アジアからの人類学」風響社、A5版 300ページ、3,500円、教え子たち20人による伊藤亞人先生退官記念論文集です。現役の学生から、既に、文化人類学の教授、研究者として活躍しておられる方たちです。ちょっと読んでみたくなるテーマばかり、東アジアに広がるハートフルなネットワークを感じます。先生は東大を退官ますが、4月から沖縄の大学院大学に行かれます。

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2006年03月02日

行列のできる講演会

sumida 東京商工会議所女性会の講演会はあの行列のできる法律相談所の住田裕子弁護士でした。「みなさん興味あるのはダイエットでしょう。」と先ずは、テレビで宣言しての2ヶ月で10キロダイエットの話。筋トレ、有酸素運動、食事の三本立て、そのうち、もっとも重要なのは筋トレ、介護保険制度も介護を必要としない高齢者を増やすことにシフトしている。。。。とダイエットの成功事例もための政策としてパワーリハビリに保険料を使う方向になっています。
 その後は本題、東大法学部卒の早同期の女性17人のうち公務員上級職で採用されたのは成績トップの女性1人だけ、しかも、当時、女性を上級職で採用しているのは労働省だけだったこと、仕方ないから司法試験に挑戦し3度目で合格、司法修習の教官に「キャリアは捨てて結婚した方が幸せ。。。」と言われ、裁判官を希望しても「この成績では。。。」でだめ、当時、不人気の検事で採用された。司法修習生時代隣の席だった住田君と結婚したら、住田君は優秀だから(司法試験は1回で合格、ということは3歳年下)、彼の邪魔をしないようにと退官を勧められ、それでも辞めないものだから、優秀な住田君の転勤にあわせ、その周辺のどさ周りばかり、さわやか財団の堀田さんが法務省の人事課長のころに、漸く、本庁勤務になった。。。。。国連女性の10年のスタートあたりから、女性を管理職に。。。という流れができてた。。。。。時代の流れは、女性の地位向上の流れのなかで状況はよくなっている

2006年03月01日

国家の品格

5dda9aa8.JPG 「子供たちに数学の面白さを教えたい」というワコムの惠藤さんのお話の中で取り上げていらした「国家の品格」が気になり本屋に寄りましたら、平積みになっていました。当社の社員たちも読んでいるようです。

 著者の藤原正彦氏は新田次郎と藤原ていの次男、映画になった「博士が愛した数式」の作者小川洋子さんがお話を伺いに通った数学者だそうです。

 藤原ていさんの満州からの引き上げの苦労を書いた「流れる星は生きている」については、同じように、3人の子供を連れての引き上げを経験をした義母から、「何度も涙して読んだ」と聞かされています。正彦氏は昭和18年生まれ、その3人の子供のおひとりなのですね。
 お父様の新田次郎氏も気象学者であり、文学者であり、社会を動かす発言もされています。
 「いま日本に必要なのは論理よりも情緒、英語よりも日本語、民主主義よりも武士道精神であり、『国家の品格』を取り戻すことである。」と書いているのに、軍国主義?的な匂いがしない。やはり、『品格のある家庭』で育てられた正彦氏の品格なのでしょう。

 読みながら、アメリカの孫(16歳)に送ろうと思いました。小学校5年生からアメリカの教育を受けて育っている子供には、理解しにくいかもしれないですね。というより、この程度のふり仮名では読めないか。。。。

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