2007年01月
2007年01月07日
新年は孫たちとバークレイで迎えました
社長業を離れた機会に、ゆっくりと年末年始休暇をとり、バークレイに住む孫たちとクリスマス、お正月を過ごさせていただきました。長女母子は昨夏も帰ってきてますが、次女母子とは久しぶりです。孫息子は17才、身長178cmのにきび顔になっていました。大きな図体で、一人称を「翔ちゃんは。。。。。」と話すのはなんとも可愛いのですが、日本語力が小学校4年でストップしてしまっているのはちょっと心配です。
写真は、昨朝、長女の家の裏庭から撮ったものです。
バークレイは緑が多い町です。街路樹はもちろんですが、個人の宅地内にも巨木があります。ヒッピー文化の発祥の地と言われ、ヒッピー族が住み着いてできた街で、自分たちで植えた庭木が自然のまま育ってしまった。。。。。ということのようです。
この裏庭も木がうっそうとしていたそうで、娘たちが引っ越してきて何本か切ったようです。リスやスカンクだけでなく塀を作る前は鹿も来たそうです。大きな切り株がいくつもあり、その切り株同士の距離がないことから根っこと根っこが押し合いへしあいしていたことが想像できます。南傾斜の丘とはいえ、自分の家の南側にこれだけの巨木が何本もあったら、北側のお宅にとってはさぞかしうっとおしかったことでしょう。
木を守ろうというのは市の方針でもあり、特にオーク(カリフォルニアワインの樽もオークです)の木は尊重され、5年以上のオークを伐採するには市の許可がいるそうです。
今、問題になっているのはバークレイ大学のグランドを拡張するためのオークの木の伐採で、新たに3本植樹をすることを条件に1本のオークを切る許可が下りたのだそうですが、反対運動家が交代で木の上に上って占拠し、切らせまいと実力行使をしています。
写真は、昨朝、長女の家の裏庭から撮ったものです。
バークレイは緑が多い町です。街路樹はもちろんですが、個人の宅地内にも巨木があります。ヒッピー文化の発祥の地と言われ、ヒッピー族が住み着いてできた街で、自分たちで植えた庭木が自然のまま育ってしまった。。。。。ということのようです。
この裏庭も木がうっそうとしていたそうで、娘たちが引っ越してきて何本か切ったようです。リスやスカンクだけでなく塀を作る前は鹿も来たそうです。大きな切り株がいくつもあり、その切り株同士の距離がないことから根っこと根っこが押し合いへしあいしていたことが想像できます。南傾斜の丘とはいえ、自分の家の南側にこれだけの巨木が何本もあったら、北側のお宅にとってはさぞかしうっとおしかったことでしょう。
木を守ろうというのは市の方針でもあり、特にオーク(カリフォルニアワインの樽もオークです)の木は尊重され、5年以上のオークを伐採するには市の許可がいるそうです。
今、問題になっているのはバークレイ大学のグランドを拡張するためのオークの木の伐採で、新たに3本植樹をすることを条件に1本のオークを切る許可が下りたのだそうですが、反対運動家が交代で木の上に上って占拠し、切らせまいと実力行使をしています。
小学校児童の75%は親の片方が大学院を出ている街
住民にバークレイ大学にの関係者が多く、外国から来る研究者も小学生は連れてくるので、バークレイ市の小学生の75%は両親のどちらかが大学院を出ているそうです。
そこで、バークレイ市では、学校のレベルを平均化するために、丘の上と丘の下の地域が一緒になるよう縦に割った地域分けをし、その中で希望学校を選ぶシステムをとっています。孫娘は自宅近くの第一希望の学校ではなく、第三希望の学校に通っています。
ヒッピーが住み着いたバークレイでは、丘の上でも大小様々な家があり、他の町のように、丘の上の住民イコール高所得者、高学歴者というわけではないようですが、小学校の児童の学力レベルを平均化させるためにはこういうエリア分けは実効性があるでしょう。
つくば学園都市でも同じような状況がありますが、取り入れられるシステムではないですね。
学力レベルが最低基準点以下の子供が出るとその子どもの分の学校への市からの予算が削られる制度もあるそうです。義務教育を高校までとしていることも同様、他民族社会で、落ちこぼれを出さない、問題校を作らないための不断の努力がされている。。。。。ということなのでしょう。
そこで、バークレイ市では、学校のレベルを平均化するために、丘の上と丘の下の地域が一緒になるよう縦に割った地域分けをし、その中で希望学校を選ぶシステムをとっています。孫娘は自宅近くの第一希望の学校ではなく、第三希望の学校に通っています。
ヒッピーが住み着いたバークレイでは、丘の上でも大小様々な家があり、他の町のように、丘の上の住民イコール高所得者、高学歴者というわけではないようですが、小学校の児童の学力レベルを平均化させるためにはこういうエリア分けは実効性があるでしょう。
つくば学園都市でも同じような状況がありますが、取り入れられるシステムではないですね。
学力レベルが最低基準点以下の子供が出るとその子どもの分の学校への市からの予算が削られる制度もあるそうです。義務教育を高校までとしていることも同様、他民族社会で、落ちこぼれを出さない、問題校を作らないための不断の努力がされている。。。。。ということなのでしょう。
アメリカの住文化
私が使わせてもらっていた孫娘用のバスルームです。浴槽は娘のこだわりで深めのものをウェブサイトで探したそうで、ゆっくりと寝そべって肩までつかることができました。
このバスルームは傷んで使っていなかったものだそうです。ベイエリアは人気で、個人の住宅でも競争入札のように買い手が価格を競い合う状況でなかなか買えず、娘たちも住みかえを諦めかけていたそうですが、以前に検討してパスしたこの家を思い出し確認したら売れ残っていたのだそうです。この一階のバスルームの痛みとうっそうとした樹木がネックで売れ残っていたのでしょう。
驚いたことにペンキや大工仕事だけでなく、このタイルを貼ったのも婿殿(アメリカ人)なのだそうです。電気工事、水道工事とシャワーのしぶきよけのガラス扉はプロに頼んだでいます。シャワーカーテンでなくガラス扉にすることで家のグレードが格段に上がることになります。壁の赤い棚はイケヤ、タオルかけもイケヤの赤いマガジンラックです。
娘たちはサンフランシスコの家も古い家を買い、水周りの設備を入れ替え、窓枠をウッディなものして内装を一新していました。改装のセンスがよかったので、投資した金額より相当高く売れたようです。
日本と違ってアメリカでは何度住み替えてもローン減税が使えます。税制の支援を受け、日曜大工とインテリアを楽しみながら資産形成していくことができるのがアメリカの住文化を支えているのでしょう。このバークレイの家も築60年だそうです。
このバスルームは傷んで使っていなかったものだそうです。ベイエリアは人気で、個人の住宅でも競争入札のように買い手が価格を競い合う状況でなかなか買えず、娘たちも住みかえを諦めかけていたそうですが、以前に検討してパスしたこの家を思い出し確認したら売れ残っていたのだそうです。この一階のバスルームの痛みとうっそうとした樹木がネックで売れ残っていたのでしょう。
驚いたことにペンキや大工仕事だけでなく、このタイルを貼ったのも婿殿(アメリカ人)なのだそうです。電気工事、水道工事とシャワーのしぶきよけのガラス扉はプロに頼んだでいます。シャワーカーテンでなくガラス扉にすることで家のグレードが格段に上がることになります。壁の赤い棚はイケヤ、タオルかけもイケヤの赤いマガジンラックです。
娘たちはサンフランシスコの家も古い家を買い、水周りの設備を入れ替え、窓枠をウッディなものして内装を一新していました。改装のセンスがよかったので、投資した金額より相当高く売れたようです。
日本と違ってアメリカでは何度住み替えてもローン減税が使えます。税制の支援を受け、日曜大工とインテリアを楽しみながら資産形成していくことができるのがアメリカの住文化を支えているのでしょう。このバークレイの家も築60年だそうです。
バートの北バークレイ駅前
娘たちが通勤通学に利用しているバート(BART,San Francisco Bay Area Rapid Transit District)の北バークレイ駅です。長女は在宅で仕事をしている婿殿に送り迎えしてもらっており、次女のアパートは駅から徒歩です。
高速鉄道の駅ですが駅前はバス停と駐車場、駐輪場だけ、駅周辺も店舗はなく普通の一戸建てだけです。
ダウンタウン・バークレイやアズビイの駅前は賑やかですか、住宅地の北バークレイは駅周辺でも静かな環境を守るという都市計画が徹底されているようです。
バートが走る音は静か、鳴らす音も汽笛のような穏やかな音で、夜中に聞いても「騒音」という感じはしません。
駐車料金は一日1ドル(つい最近までは無料だった)だそうです。
サンフランシスコへの道路のラッシュ時は相当混雑しているようですから(3人以上乗っている車向けに専用の車線を用意)、バート通勤を奨励するにためにも北バークレイ駅の安価な駐車スペースは貴重ですね。
高速鉄道の駅ですが駅前はバス停と駐車場、駐輪場だけ、駅周辺も店舗はなく普通の一戸建てだけです。
ダウンタウン・バークレイやアズビイの駅前は賑やかですか、住宅地の北バークレイは駅周辺でも静かな環境を守るという都市計画が徹底されているようです。
バートが走る音は静か、鳴らす音も汽笛のような穏やかな音で、夜中に聞いても「騒音」という感じはしません。
駐車料金は一日1ドル(つい最近までは無料だった)だそうです。
サンフランシスコへの道路のラッシュ時は相当混雑しているようですから(3人以上乗っている車向けに専用の車線を用意)、バート通勤を奨励するにためにも北バークレイ駅の安価な駐車スペースは貴重ですね。
食べ物のおいしい街でした
ヒッピー文化は食についても自然に拘っているのでしょう有機野菜、新鮮な魚貝を使って材料の持ち味を生かした料理を出すお店が人気のようです。今回の滞在は何処のレストランでもおいくいただけました。
写真は70年代前半に創業されたオーガニック料理のお店レストラン「シェ・パニース」("Chez Panisse")のカフェレストランの生け花です。クリスマスのしつらえなのでしょうけれど赤を使っていないので正月花のようでした。「シェ・パニース」はレストラン(1階)はもちろん、カフェレストラン(2階)の方でも予約しないと入れない人気です。
店の入り口で孫娘が「日本の料理を作っている匂いがする!」と言っていました。母親が鰹節でだしをとるのと似た匂いがしたのでしょう。創業者アリス・ウォータース("Alice Waters")が提唱した新しいスタイルの料理だそうで、現在バークレーやサンフランシスコで活躍中の人気シェフの多くを輩出しているお店だそうです。
そのほかにも、中国食材のスーパーマーケットの飲茶の店、韓国街(隣町オーランド)の焼肉店は,中国人、韓国人でいっぱい。お財布を気にすることなく食べ盛りの高校生に思いっきり食べさせてあげられる街でした。
写真は70年代前半に創業されたオーガニック料理のお店レストラン「シェ・パニース」("Chez Panisse")のカフェレストランの生け花です。クリスマスのしつらえなのでしょうけれど赤を使っていないので正月花のようでした。「シェ・パニース」はレストラン(1階)はもちろん、カフェレストラン(2階)の方でも予約しないと入れない人気です。
店の入り口で孫娘が「日本の料理を作っている匂いがする!」と言っていました。母親が鰹節でだしをとるのと似た匂いがしたのでしょう。創業者アリス・ウォータース("Alice Waters")が提唱した新しいスタイルの料理だそうで、現在バークレーやサンフランシスコで活躍中の人気シェフの多くを輩出しているお店だそうです。
そのほかにも、中国食材のスーパーマーケットの飲茶の店、韓国街(隣町オーランド)の焼肉店は,中国人、韓国人でいっぱい。お財布を気にすることなく食べ盛りの高校生に思いっきり食べさせてあげられる街でした。