2006年02月08日

役人が考えた雇用促進制度の笑えない話

失業率 某会合のゲストスピーカーの「いろいろな商売」の話の中のひとつ≪通信教育ビジネス≫の話は滑稽でした。  失業率の高かった時期に、厚生労働省が考えた雇用のミスマッチ対策です。「失業保険に5年以上加入している40才以上を対象(後に年齢制限なしなる)に、厚生労働省指定の訓練施設で教育訓練を受けると受講料の8割を給付金として戻す」という制度です。17万円のノートパソコンつきで40万円のパソコンの通信教育を受けると32万円戻ってくる。17万円のパソコン付通信教育が8万円で受けられる。これは大評判だったでしょう。厚労省は慌ててパソコン付は駄目としたそうですが、形を変えて続いているようです。  給付金の申請が殺到して予算が足りなくなり、今は、給付金を8割から4割に下げているが、今日の受付までは8割給付、明日からは4割給付という日は、次々と振込みがあり、売り上げが1億になったとか。これは1社だけの数字ですよね。  対面教育と違って通信教育は、受講者が増えるほど原価率が下がるので、代理店にマージンを払って受講者を増やす。会社が通信教育の代理店なって社員が受講すると、代理店マージンと給付金で、ただで社員教育ができてしまう???

kumie62 at 18:27│Comments(0)TrackBack(0)clip!その他 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔