2006年02月11日
400年周期の転換期でなく2000年の転換期
昨日の宮崎緑さんの講演で、「歴史は400年周期くらいで大きな転換があり、今はその大きな転換期にある」という話があり、いろいろな事象をあげていたのですが、事象のひとつとして、キャンパスのデジタル化風景がありました。
手をつないで歩く恋人同士が空いている外側の手で携帯電話をかけている。それぞれが他の人にかけていると思いきや、手をつないでいる相手と携帯電話で話している。「言葉では誤解が生じるけれど、携帯なら確実に伝わる。」「表情や声色で気持ちを伝えるより、絵文字でうれしい、悲しいを伝えた方が誤解が生じない」と言うのだそうです。相手の微妙な感情表現が読めない。相手の気持ちが読めないから傷つくのが怖くて感情を表現できない。。。。。
宮崎さんが400年周期の話を作家の五木寛之さんに話しかけたら、「違う。400年ではない。2000年の転換期だ。」と真っ向から否定されたそうです。キリスト誕生以来というか西暦スタート以来の大転換ということになります。最近の五木寛之さんはデジタル化も嘆いておられました。