2006年02月28日

世界最小カプセルが生み出す暮らしの中のナノテクノロジー

cfd75002.gif セブンティーン(昭和17年生まれ)の会の皆さんが中心の集まりがありました。講師は株式会社シクロケムの寺尾啓二社長です。寺尾氏は独の化学メーカー「ドイツワッカーケミー社」勤務後、2002年、同社のスペシャリティケミカル部門を引き継いでシクロケム社を設立、資本金1000万円、40代の博士号を持った社長です。
 
 最小カプセルというのはシクロデキストリン(CD)、CDは環状のオリゴ糖、底のないバケツ型をしており、その空洞にいろいろな分子を取り込んで不安定なものを安定化させたり、水に対する溶解性を改善したりします。この「バケツの中に分子を出し入れする(包接化)」という簡単なCDの機能を理解すればアイディア次第で誰でも発明家になれるのだそうです。P&Gの「ファブリーズ」の匂い取り、花王の「ヘルシア」のカテキンの苦味取り、ヱスビーの「本わさび」、ハウス食品の「さわやか吐息」はCDの機能でできたもの、住宅建材にも使われています。ブームのコエンザイムQ10も吸収性が低い、安定性が悪いという問題があったけれどCD包摂化で、吸収性が10倍以上も高くなったのだそうです。

 会社名のシクロケムというのはCyclic Chemistry (サイクリックケミストリー)“環”の化学、自然から生まれたシクロデキストリンを用いて、地球環境や生き物に“和”(和らぎ)をもたらす、環境負荷のない新しい技術開発に取り組んでいきたいのだそうです。

kumie62 at 21:25│Comments(1)TrackBack(0)clip!その他 

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by Fukumura   2006年03月01日 19:09
お久しぶりです、福村です。時々拝見しています。リンクを貼っていただいてありがとうございます。
今まで、いわゆる健康建材については半信半疑でしたが、このように根拠まで知ることができると、ぐっと近いものになりますね。(単に自分の勉強不足だったのかもしれませんが。。。)
ところで衣替えされたブログのデザイン、とても良いですね!

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔