2006年11月14日

NMR技術で給水管内の赤錆を完全防止

d9881cb5.JPG本日の地域政策研究所例会の講師は日本システム企画株式会社社長、熊野活行氏、テーマは「NMR技術で給水管内の赤錆を完全防止」でした。

NMR工法(Nuclear Magnetic Resonance=核磁気共鳴)は水分子中の水素を細分化し、ポンプ等で運動エネルギーを加えることにより水和電子を発生させ(雷雲から雷が発生するのと同じ作用)、その水和電子の作用により配管内の赤錆を黒錆に還元する工法だそうです。

赤錆を黒さびに変えると1/10の体積になり赤錆で詰まった管が広くなる。
硬く固まるので、それ以上、錆も進まなくなる。
結果、パイプの取替え工事は不要となり、改修費用が格段に安くなる。
建築廃材を出さないので環境負荷をかけない。
ということでした。

熊野氏によれば、磁気装置による錆除去の会社がたくさんあるが、この方法は赤錆は取れるが取れた後が露出しており、そこから、また、赤錆が進行するということでしたが、磁気装置についてはこんなブログもあります。
ちょっと分らなくなりましたが、
「水道管を取り替える計画があるはマンションは、ちょっと待って、取り替えずにすむ方法を研究した方がよい。」
ということは確かなようです。

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