2008年11月20日

日中韓居住問題国際会議京都大会に参加しました

2008年秋京都 050第8回 日中韓居住問題国際会議京都大会に参加しました。
今年のテーマは
「現代社会における居住政策の役割と課題―持続可能社会に向けて―」
日本の主催団体は「日本居住福祉学会」です。
「安心して住むことができる住居なくして福祉はない」
「福祉社会の基盤として住環境の整備が必要である」
という神戸大学名誉教授早川和男先生を中心に活動している学会です。
会員は、建築学、社会学、福祉学、高齢者施設経営者、デベロッパー等々です。
中国は「中国不動産・住宅学会」、韓国は「韓国住居環境学会」です。

日本の視点が「居住福祉」にあるのに対して、中国の報告には、格差が広がっている中国社会における一般市民の居住問題や温暖化防止と居住問題などの視点がなく、議論が咬み合わない場面も見受けられましたが、咬み合わないことを確認しながら、一緒に活動し続けることがこういう国際会議の成果につながるのでしょうか。来年は中国の担当、北京で開催されます。

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最終日19日は午前中で討議を終了し、立命館大学の国際平和ミュジアムを見学しました。
一階ホールの左右の壁には不死鳥の壁画があり、左壁には未来を表現する金色、右壁には過去を表し銀色の鳥、ホールの中は現在ということで、中学生らしいグループがビデオを見ていました。ここは一般に公開しており、修学旅行生なども訪れるようです。
ここの展示は、中国、韓国の皆さんも肯定的に受け入れておられたようです。戦時下の日本人庶民の暮らしぶりの展示は平和を願う力強いメッセージになっているように感じました。

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今回の会議は立命館大学が開催の実務を引き受けており、歓送会では同校沖縄芸能研究会の学生さんが沖縄の音楽と踊りで盛り上げてくれ、最後は、日中韓のメンバーが一緒に踊って盛り上がりました。

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