2009年03月04日

映画「オーストラリア」



映画「オーストラリア」を観てきました。
雄大な自然と歴史を背景にしたラブロマンの長編です。
DVDを待たず劇場で観てください。

1500頭の牛を追うさすらいのカーボーイとイギリスから渡豪した貴婦人が恋をします。
カーボーイは逞しくて格好よく、貴婦人は美しく凛として強い女性です。
オーストラリア原住民アボリジニと白人の混血の子供も登場します。
彼のおじいさんと彼の繋がりを通してアボリジニの文化への畏敬も表現されています。楽しめるいい映画です。

この映画には日本軍がオーストラリアを空爆する戦闘場面があります。
白人とアボリジニの混血の子供たちが収容されている島も空爆されます。

空爆シーンに東京大空襲を連想します。
被害の規模は違うけれど小さいからと許されるものではないでしょう。

日本とオーストラリアが戦争したことは知っていました。
でも、愚かにもオーストラリアが連合国の一員として南方諸島での戦闘に参加していたのだと思い込んでいました。
南方諸島での日本兵は悲惨な状況にあったという思いがあり、オーストラリアの高齢者施設を見学したとき、入所者の部屋に飾ってあった軍服姿の写真についての老婦人の「夫が日本軍と戦った」という説明を軽く聞き流していました。

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