2009年06月14日

〜うそから始まる戦争とお金の関係〜 東京平和映画祭2日目

2日目は10時から食事休憩が2回入って6作品プラスαとびっしりでした。

最初は「エンデの遺言〜根源からお金を問う」
10年前のNHKで放送されたものだそうです。
使わないと毎月1%ずつ劣化する地域通貨で世界恐慌のときの財政破綻を切り抜けたオーストリアのゲゼル市の話や1991年にアメリカのイサカという町で生まれたイサカアワーという地域通貨(1アワー=10ドル)の話などが紹介されています。地域通貨なら環境を維持している有機方法を支援できる。軍需産業に資金が流れることもない。他の地域にも広がっている。このビデオはニコニコ動画で見られます。

「Shifting from Global to Local」は世界各地に草の根リーダーたちのインタビュー。今秋完成予定の暫定版。
「冬の兵士」はイラク帰還兵たちの証言記録。

a65a715f.jpg「911と戦争とお金」はこの映画祭のプロデューサーきくちゆみさんの動画を使ったトーク。
「911はアメリカのやらせだった」については、いくつもの説明がされていましたが、まだ、壊れていないWTC7号ビルを背景にアナウンサーが中継放送している画面に「WTC7号ビルが倒壊しました」というテロップが流れ、直ぐに中継画面がチラチラ映らなくなった動画は説得力がありました。

「戦争とお金」については、アメリカ国債購入額の推移表の提示も説得力がありました。911直前から日本の購入額が増え始め、イラク戦争開始からファルージャ作戦までぐんぐん増えています。ブッシュに「アルカイダにつくか、アメリカにつくかを言われ」小泉さんは真っ先にアメリカにつくと手を上げた。自衛隊の海外派兵をしただけでなく、戦費も負担してた。。。。

「花はどこへ行った」は坂田雅子さんの初監督作品。
坂田さんはベトナム戦争帰還兵でカメラマンの恋人を亡くし、彼が「子供を作れなくていいか」と言ったのは枯葉剤による奇形の遺伝を心配したから、彼が語らなかったベトナムに行き、枯葉剤による奇形児たちに会いベトナムに行って作ったプライベートドキュメンタリー映画。食事も排泄もひとりでは出来ないような奇形を持って生まれた子供を大事にしているベトナムの親たち、大きな不幸にも「戦争だったんだからしかたない」と加害者を恨まない穏やかな人たちに救われる思いがする映画です。

「ヒト・ウシ・地球」はYouTubeに動画がありました。








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