2010年01月15日

モンガタ兵舎の襲撃の銃弾の跡

200091231キューバ 131 1953年7月26日にフィデル・カストロやラウル・カストロたち160人がサンティアゴデクーバのモンカダ兵舎を襲撃し武装闘争をスタートさせたのがキューバ革命の始まりです。
 この蜂起は失敗しフィデルカストロは逮捕されますがその後釈放されメキシコに亡命。56年にチェ・ゲバラらとキューバ国内に潜入しゲリラ戦を展開、59年1月、バティスタ政権を崩壊させます。7月26日は革命記念日になっています。

 このささやかな銃弾跡に日露戦争に勝利した二百三高知のトーチカの無数の銃弾跡を思わずにはいられません。ロシア兵が銃を向けて待ち構えている長いトーチカの前を走らされ、第3回総攻撃だけで戦死4,958名、負傷者11,584名を出しています。
 日露戦争勝利に日本中が沸き立ち、二百三高地の絶壁のように前髪を高く結う「二百三高地」と髪型まで大流行します。あの絶壁を登り切ったところで繰り広げられた惨劇のことなど想像もしなくなっていたのでしょう。

kumie62 at 03:10│Comments(0)TrackBack(0)clip!キューバ 

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