2010年01月17日

Comite de Defensa Revolucion=革命防衛委員会

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 ハバナ・ビエハ(旧ハバナ)の観光のメッカ、オビスポ通りのMuseo(博物館)です。こういうのもMuseoというのでしょうか、キューバのコミュニティ組織CDR(Comite de Defensa Revolucion)を紹介する展示館です。最近できたようでガイドブックには載っていません。
 キューバに住む友人は、
「革命防衛委員会と訳されていることもあり日本ではCDRを誤解している。是非、事実を知ってほしい。」
と言っていました。

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 左はCDRをイメージする壁画、右は各コミュニティに置かれたCDR事務所です。

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 左は食料配給所です。ここに住民への告知物が掲示されます。

 日本でも戦後の一時期まで配給制度があったことを思い出します。米穀通帳がないとお米が買えないので、林間学校や修学旅行では晒し木綿の袋にお米を入れて持って行って旅館で調理してもらいました。結婚して住民票を移すときには、もう米穀通帳の移動手続は必要ないんだ。。。と思ったことを覚えています。小学校卒業は1955年、結婚は1963年です。

 右は医者の住まいです。コミュニティには必ず医者の住まいが用意され医者が地域住民と一緒に暮らしています。
 ハリケーンで死者が出ないのもこのCDRが重要な役割を果たしているようです。CDR毎に医師が住んでいるのでCDRは妊産婦や高齢者など優先的に避難させる必要のある住民を把握しており、災害時には優先的に弱者を避難させ、避難所には医師もいることになります。

20001231キューバ 392 掲載されていたデータです。
 キューバの人口は約1,100万人です。CDRが138,000あるということはCDRが受け持つのは平均80人というコミュニティ規模になります。一世帯2人としても40世帯です。こんな小さな単位に医者を配置し、共に暮らしながら地域住民の健康管理をしていることになります。単位が違ったかと計算しなおしてみました。人口当たりの医者の数が世界一多い国だというのも納得です。ちなみに、人口あたりの楽器の数が世界一多いのもキューバだそうです。

 「CDRは日本の戦時中の隣組(となりぐみ)のようなものかな」
 と言ったら、友人は
 「CDRは日本の隣組とは違う!」
と強く否定しました。隣組というと言葉は柔らかいですし、国民唱歌隣組の歌のように明るく助け合うものとして定着させましたが、実際には、戦意向上、反戦思想摘発、銃後の防衛の役割を担っていました。彼女はCDRにはそういう役割はないと言います。

 「Comite de Defensa Revolucion」という名称から考えれば、日本の隣組のような思想統一の役割をもっていた時期があったのでしょうし、政情によってはそうなり得る組織ではあるけれど、今のキューバのCDRは津々浦々まで行き渡ったキューバ独特の町内会組織と言っていいようです。

 尚、外務省のホームページに掲載された在キューバ日本大使館のCDRについてのコメントは社会主義国体制下の相互監視システムなので要注意となっています。

 たくさんの人がキューバ観光を楽しんでいるヨーロッパの国々のホームページにはキューバについてどう記載されているのでしょうか。キューバに関しても日本はアメリカに追従しているのではないでしょうか。

kumie62 at 16:11│Comments(0)TrackBack(0)clip!キューバ 

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