2011年06月04日

中国土着の神教の聖地

 端午節の三連休の土日を利用して青島に行きました。
 栄成市の汽車站(バスターミナル)から青島まで直通バスで4時間少し、中国に来て初めての長距離バス体験です。
20110604海上名山20110604ろう山






 初日は日本語ガイドをお願いして崂山に行きました。海底の岩山が隆起した山で、何もなかった岩山に空から松の種を撒いたそうです。道教の聖地で今も道士が修行をしているそうです。
 20110604太清宮20110604太清宮2






 黄海を望む海岸線を通って太清宮を見学するコースです。予備知識なしに崂山に行ったのですが、道教は中国土着の≪神教≫だった。秦の始皇帝が通った門を神になれる人だけが通れる門だから、一般人は脇の小さい門から入るとか、万物に神が宿り、位が一番高い神様が太陽神、一番低い神様がトイレの神様。。。。なんて説明をされました。

 紀元前の中国で、万物にはそれぞれそれを司る神がいるとか、一番位の高い神様が太陽神だとか、皇帝が神になれるとかいう宗教があったとなれば、日本に漢字が伝わり、遣隋使、遣唐使たちが中国の書物をたくさん持ち帰った後の700年代に初めて書かれた日本の歴史書、古事記、日本書紀の中の神話的日本史の部分が道教を真似たのは明らかでしょう。

 中国土着の宗教を真似て、天皇の権威付けをし、国体を作った。。。。八百万の神も中国土着の思想だった。。。知っている人は知っている話なんでしょうけれど、驚きでした。

kumie62 at 23:44│Comments(0)TrackBack(0)clip!

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