2012年07月15日
雑誌世界8月号グラビア
日本居住福祉学会の大本圭野先生のインタビュー記事を読みたいと、雑誌「世界」8月号を買いました。タイトルは「日本の諸悪の根源は、土地政策と長時間労働です」。住宅産業で生計を立てて来たものとしては「そうそう」と思ったり、「だからといってどうやれたのか」と思ったり。。。。
その「世界」を読んでいたら、「ニコンFの誇り」という赤川次郎さんの特別寄稿が目につきました。ニコンが開催を決めた韓国人写真家安世鴻氏の写真展(中国に残された元従軍慰安婦の写真)を中止、安氏が東京地裁に中止と無効とする仮処分を申請、地裁は安氏の申請を認め、ニコンは仮処分に異議を申し立て却下されたというニュースを読んでおり、写真展を見たいと思っていました。
その写真が「世界」8月号のグラビア写真として掲載されていました。故郷に戻れないまま中国に置き去りされた元日本軍従軍慰安婦の今の写真です。朴徐云さんは1934年、20才で動員、ということは今年100才。
従軍慰安婦問題は「強制ではなかった」とか「もう、お終いにししてほしい」という声を聞きます。そういう力が写真展を妨害し、主催者が過剰反応する。そちらの勢力にこそ「もう、おしまいにしてほしい」。
細部の事実はどうであれ、「朝鮮半島の若い女性たちが日本人として動員され、戦地に連れて行かれ日本軍の兵隊に奉仕した」という史実は消しようがない。私たちにできることは、戦争という異常な時代を生き抜いた彼女たちに敬意を払い、彼女たちの思いに僅かでも近づくことでしょうか。そういう機会を得られたことに多謝。
その「世界」を読んでいたら、「ニコンFの誇り」という赤川次郎さんの特別寄稿が目につきました。ニコンが開催を決めた韓国人写真家安世鴻氏の写真展(中国に残された元従軍慰安婦の写真)を中止、安氏が東京地裁に中止と無効とする仮処分を申請、地裁は安氏の申請を認め、ニコンは仮処分に異議を申し立て却下されたというニュースを読んでおり、写真展を見たいと思っていました。
その写真が「世界」8月号のグラビア写真として掲載されていました。故郷に戻れないまま中国に置き去りされた元日本軍従軍慰安婦の今の写真です。朴徐云さんは1934年、20才で動員、ということは今年100才。
従軍慰安婦問題は「強制ではなかった」とか「もう、お終いにししてほしい」という声を聞きます。そういう力が写真展を妨害し、主催者が過剰反応する。そちらの勢力にこそ「もう、おしまいにしてほしい」。
細部の事実はどうであれ、「朝鮮半島の若い女性たちが日本人として動員され、戦地に連れて行かれ日本軍の兵隊に奉仕した」という史実は消しようがない。私たちにできることは、戦争という異常な時代を生き抜いた彼女たちに敬意を払い、彼女たちの思いに僅かでも近づくことでしょうか。そういう機会を得られたことに多謝。