2014年08月22日
新国立競技場建設について近隣住民にどう説明されたか?
参加と合意形成研究会のシンポジウムに参加しました。
国立競技場の近隣住民への調査を行った結果の報告会です。
対象はH2:建物の高さ×2の距離の住民グループとH5:同×5の住民です。
新国立競技場建設に賛成5%、反対4%、残りはいろいろな思いがあるようです。
会場のH2住民の方によると、
行政の近隣住民への説明会はあったけれど
「申し訳ないが、すでに決定したものなので中止も変更はない。オリンピックが東京に来なくても建てる。変更はない。」
というもので、何を言っても「申し訳ない」だけだったのだそう。
この地域は、高さ制限15mだったけれど4.7倍の75mに変更されています。
変更の決定は2013年6月17日です。
ところが新国立競技場の設計コンペで最終決定されたのが、2012年11月15日です。
都市計画変更決定前に変更後の都市計画で設計募集されています。事前に内々で決まっていたということになります。
基本設計図もできていない段階で施工会社を決めるそうです。
設計図づくりから施工会社に入ってもらおうということだそうです。
あの特異なデザインの建物を作るのにいくらかかるのか。
応募する施工会社もシビアな計算をすることになる。
予算通りに建つのでしょうか。
まだまだ問題はいっぱい。
現国立競技場の改修でいいじゃないかという声が盛り上がれば、中止もあり得そう。
、「