2014年09月09日

憲法9条と自衛隊ー80代、90代の方たちで立ち上げた護憲の会

image「憲法改正はしたくない。でも、自衛隊にも期待したい。」

そう考える人が増えています。

護憲派が非武装中立に拘っている間に、集団自衛権行使容認が閣議決定され、関連法ができれば実質改憲です。

こういう状況に緊迫感を持ち、南方戦線を生き残った90代の方が事務局を担い、学徒動員で入隊したけれど出撃しなかった方がペーパー原案執筆者になって、新たに《完全護憲の会》を立ち上げられました。

このペーパー原案では、自衛隊を国連軍にすることで9条2項をクリアすることになっていました。理想的な国連軍創設を期待したいお気持ちはわかりますが反対意見が多く、取り下げられ新たに議論中です。

写真は第47代内閣総理大臣 芦田均 です。憲法草案作成時の日本政府側の憲法草案作成小委員会の委員長です。

古い話ですが、大学の憲法講義で芦田修正を学びました。芦田小委員会は
「9条2項の戦力の不保持の前に『前項の目的を達成するため』を加え、2項で不保持としている戦力は1項で言う『国権の発動たる戦争』『国際紛争を解決する手段としての武力』であり、自衛のための戦力までは否定いない」
ことにし、将来、自衛のための戦力を持てる道を残した。

というものです。

自民党の立場は芦田修正を無視し、憲法が如何に戦力の不保持を宣言しようとも、国家には自衛する権利があり、自衛のための戦力保持は否定されない。

としているようです。

9条2項があらゆる戦力の不保持を宣言しているする限り、自衛隊の存在を肯定する憲法解釈は無理があります。護憲派がここに拘ってきたことで勢力を弱めてしまった。

法学博士であり、外交経験が豊かだったという芦田均が、なぜ、「前項の目的を達成するため」という文言を加えたかを考えて素直に条文を読めば、「日本の領土を侵略された場合に備える武力は放棄されていない」となるのではないでしょうか。芦田修正を確認してみてください。

芦田修正とは





kumie62 at 16:00│Comments(0)TrackBack(0)clip!政治 | 憲法

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