映画演劇その他

2017年07月21日

後れ馳せながら、河瀬直美監督の「光」を見ました。

image映画情報にうといもので、つい最近になって河瀬直美監督の「光」がカンヌ映画祭で上映されたと知りました。
予告動画 https://youtu.be/yKF_t2RgU2M

ロードショー上映は終わっていますが、一部の映画館で上映しており、柏駅のキネマ旬報シアターの最終上映日に見てきました。

物語りは視覚障害者のための映画の音声ガイドの脚本を書く女性と脚本作りに協力する視覚を失いつつあるカメラマンのラブロマンス。カメラマンの厳しい駄目出しに戸惑ったり、反発しながらも彼の本意を考え、脚本作りに協力している視覚障害者の言葉に真摯に向き合い、脚本が少しずつ手直しされ、的確で美しい日本語に洗練されていきます。

完成した劇中映画の音声ガイドの朗読が樹木希林さんということも加わり、言葉の表現力に感動し、「これなら、画面を見なくても映画を楽しめる!」と確信できる音声ガイドに仕上がりました。

渋谷での上映も終わりますが、9月には田端の「シネマ チュピキ タバタ」で上映されます。
http://hikari-movie.com/info/?page_id=10

この映画館は、視覚障害者も聴覚障害者も一緒に映画館できるバリアフリーな映画館のようです。
http://chupki.jpn.org/

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2017年07月02日

映画「残像」@岩波ポール を見ました。

90才でなくなったアンジェイ・ワイダ監督の渾身の遺作。

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舞台は第2次世界大戦後、ソビエト連邦下に置かれたポーランド。主人公はスターリンによる全体主義に脅かされながらも、情熱的に創作と美術教育に打ち込む前衛画家ヴリディスリヴ・ストゥシェミンスキ。

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彼は美術大学の教授。彼の美術論の講義はいつも満席。学生たちにも慕われている。しかし、共産党の求める絵を描くことを拒否し解雇され食べるため絵かき職人として働くが解雇され、画家登録も抹消される。画家登録なしには絵の具も買えない。 
教え子の紹介で絵かき職人の仕事を得るが、ここも登録を抹消された画家であることがわかり解雇される。働かないものは配給証をもらえず、食料も買えない。。。。

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離婚した妻との間に娘がいる。その元妻が病死する。娘は母親の言葉に従い、母の病死を父親には知らせず一人て葬儀をすませる。
一時は父の家て暮らして父親の世話をするが、父親の教え子が出入りし、父親の世話をしているのを見て、「ここには居場所がない」と、かつて暮らしていた学生寮に引っ越す。

娘は学校での全体主義的教育に馴染んでいくが、主人公は娘に何言わない。
全体主義に馴染んだ方が生きやすいと思ったからではなく、娘の生き方には口出しすべきてはないということだろう。


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2017年06月17日

「標的の島 風かたか」三上智恵監督からの呼びかけです

image東京方面で「標的の島」
見逃していた方!

今度は渋谷上陸です

慰霊の日に合わせて
渋谷アップリンクで
劇場公開が決まりました!

6月17日(土)〜6月30日(金)です。

辺野古は日々工事が
じりじりと進み
逮捕者とけが人発生の頻度も
高くなり
今こそ全国の皆さんの気持ちを
集めて欲しい局面を迎えています

今からでも遅くないです
この数年何が起きていたか
この映画で確認して下さい
注目して下さい

今度こそお見逃しなく!

『標的の島 風(かじ)かたか』 - 上映 | UPLINK
http://www.uplink.co.jp/movie/2017/48349


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2017年03月19日

映画「日本と再生~光と風のギガワット作戦」上映会

「日本と原発」の河合弘之弁護士監督の最新作です。

日時:3月21日(火)18:30~ 
場所:新宿区民会館
※各地で上映会が開催されます。
公式サイトで確認ください。

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2017年02月13日

映画「抗い」を見てきました

image抗い」は記録作家林えいだいさんの取材を追ったドキュメンタリー映画です。83才、癌を患い、「残された時間にやるべきことをやりたい」と抗がん剤治療を止め、セロテープを巻いて万年筆を指に固定して原稿をかく。
   彼の父親は奈良時代から続く神社の神主、筑豊炭鉱での過酷な労働に耐えかねて脱走する朝鮮人を庇い、特高警察の厳しい取調べを受け、自宅に帰って間もなく死亡。これが彼の原点、徹底した聞き取り調査により、戦争を支えた悲惨な炭鉱労働の実態、特攻機炎上の犯人として敗戦を前に処刑された朝鮮人の特攻隊員の無実の証明で戦争における差別、そして非戦を訴えている。
    重いテーマですが、高齢にもかかわらず筋肉質のえんだいさんの躯体、風貌が、ジャーナリストとしての逞しさを伝え、諦めてはいけない…という思いにさせてくれます。

    今回、シアター イメージ フォーラムを初体験しました。渋谷駅から5分、64席と100席のミニシアターで、坐り心地のよいしっかりした椅子、前席背もたれのフックにリュックサックを掛け、ゆったり鑑賞できました。上映開始30分前から整理券を発行し、15分前から順番に入場。鑑賞を終わって出てくると、もう、別の映画の整理券を持った客が待っていました。効率よく運営することで、こういう映画の上映を可能にしているのでしょう。この上映館にも拍手!
    
 

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2017年01月16日

林えいだい82才〜癌を抱えながらもあの時代の史実を徹底的に聞き取り調査、記録する

  「記録作家・林えいだいを追ったドキュメンタリー映画「抗い」
82歳という年齢で悪性の癌の治療を続けながらも、現場に足を運び、史実を追い求め続けている。そんな林が作家人生の集大成として取り組むのが、旧日本軍の特攻作戦の影で若い兵士が殺された事件の裏に隠された、民族差別による冤罪疑惑の真相だった。
監督は戦争をテーマにしたドキュメンタリー番組を数多く手がけたRKB毎日放送のディレクター、西嶋真司。朗読を田中泯が担当。
前売りチケットを買いました。 公式サイト



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2017年01月02日

キッド・アイラック・アート・ホールが閉業

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  1964年いらい、美術、音楽、演劇、舞踏、朗読、映像等各領域をこえた表現活動の場として多く多くの人に愛された明大前の「キッド・アイラック・アート・ホール」(主宰者窪島誠一郎)が2016年12月31日をもって閉業されました。

 写真は29日の地下1階の「ブック・カフェ槐多」です。書棚の上の絵は村山槐多のデッサン、壁は開催中の「小池アミイゴ土の絵展」

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2016年02月26日

「戦場ぬ止み」いくさばぬとぅどうみ@田町

20160225ikusabanu遅ればせばせながら、三上智恵監督の「戦場ぬ止み」を見てきました。

三上監督の前作「海にすわる」と同様に普天間基地の辺野古移転に反対する島民に密着取材したのものですが、今回は、辺野古沖合に工事用の船舶、海上保安庁の船舶が現れた光景がアメリカの戦艦が沖に出現したあの沖縄戦の光景が重なり、「二度と沖縄を戦場にはさせない」という思いを強くしたことが題名になっているようです。重火器こそ持ち込まれていませんが、圧倒的腕力で抗議行動を阻止されるのも島民ととっては戦場なのでしょう。

加えて、翁長知事の大差当選、すべての小選挙区で辺野古基地反対派の勝利に沸く島民の様子、この結果を無視し工事を進める政府、「戦場ぬどぅどうみ」とそれを阻止するあきらめない島民。どういう解決があるのか考えさせられます。

「鳩山元総理の「少なくとも県外」と言い、具体的に県外の移転先も検討したにもかかわらず、鳩山首相(当時)に諦めるしかないと思わせた外務省の極秘文書(移転先の距離条件)が作文であり、アメリカ軍が提示した条件ではなかった。これに対し、外務省は調査中として回答なし。」

もあり、辺野古への執着は日本政府のようです。
普天間は飛行場ですが、辺野古は軍港機能を整備し強襲上陸艦が着岸できる各段に増強された基地になります。そうしたいのはアメリカではなく日本。
政府を変えるしかない。。。






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2015年12月21日

吟詠歌劇団火乃鳳ファイナル公演@草加市文化会館

2873「吟詠歌劇団火乃鳳」の団長高田縁節さんは高校の同級生です。年1回公演を15回、今回はファイナル公演。卒業の理由は団員の高齢化。

初回公演は江戸博ホール、3回目あたりから曳舟文化センター、数年前から団長の地元草加に。草加では草加交響楽団も参加し格段にレベルアップ。地元に定着したようで、松原団地駅から人人人。草加市文化センター大ホール1200席を満席にしてます。

今回の公演は弁慶。ストーリー運びは講談師一龍斎貞心。
思い出公演として、ダイジェスト版で3公演。その1つ王昭君はモンゴル公演もし、新聞、テレビで何度も取り上げられたとか。今回もモンゴル歌手のオドバルさんも出演。彼女の歌唱力は素晴らしいかった。

新井縁節さんは子供の頃から詩吟をやっていたそうですが、吟詠歌劇団を思い立ったのは、夫君の他界と家業の布団やの廃業。脚本、作詞、作曲、監督をし、自らも舞台で詠じています。今後はどういう活躍をされるか楽しみです。



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2015年10月18日

目のある風景〜夢しぐれ東長崎バイフー寮〜by劇団文芸座

image昭和初期から敗戦にかけて、池袋とその周辺には芸術家たちが集い、芸術の都パリに倣い<池袋モンパルナス>と呼ばれたとか。

舞台は、その中にあった詩人・花岡謙二が営むバイフー寮(培風寮)。
そこで編集者、音楽家、画家達が夢を追い、芸術を探求し、あるいは挫折し。。。時代が戦争へと落下していくなか、バイフー寮の仲間たちも否応なくその渦中に巻き込まれていく。

住人の中でもその力量と芸術への真摯さで存在を際立たせていた画家・靉光が主人公。
戦争賛美画を描けない靉光は、1944年、召集され戦地に赴き、敗戦後の上海で戦病死する。
戯曲題名「目のある風景」は代表作。気味悪いような鋭い目は戦時下に生きる彼自身の苦悩か。
今の日本の状況と重ねてしまう舞台でした。





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2015年09月26日

劇団青年劇場の「真珠の首飾り」を観ました

20150823 「真珠の首飾り」の亀有の公演を観てきました。

 1946年2月4日、ダグラス マッカーサーの指示の下、GHQ民生局長をトップとする日本国憲法草案作成チームが極秘裏に発足します。集められたメンバーは軍人+民間人28人。弁護士、法学者、元民主党議員のほか日本の大学で教えたことのある教授等日本通も。最年少メンバーベアテ・シロタさんは17才まで日本で育っており、当時22才。彼女は女性、子供の人権を担当しており、89才になった彼女が物語の進行役をするという演出です。

 草案作成作業は、24人が立法権、行政権、人権、司法権、地方行政、財政、天皇に関する各委員会及び前文に分かれて執筆、運営委員会4人がそれを取り纏め、1週間で草案を仕上げます。

  マッカーサーの指示は3つ、‥傾沈の存続 ∪鐐菠棄 I建制の排除。
 何故1週間かというと極東軍事委員会が天皇の戦争責任を云々する会議が始まる前に天皇制を存続させる憲法草案を作ってしまう。
  何故戦争放棄かというと極東軍事委員会に天皇免責を受け入れさせるため。

明治憲法から抜け切れない日本政府側はこの草案の修正を試みますが、結局はGHQ側の説得に応じ、若干の修正をもって政府案として発表されます。これに対する各党の反応は、社会党が女性の人権をもっと強化、外国人の人権条項を加えたいという希望(これは、ベアテ・シロンさんの原案にあったが運営委員会に削除されたもの)、共産党から天皇条項の削除。保守系2党は賛成。更に国民は大賛成という結果。草案作成チームはこの結果を喜びながら解散。

 「占領軍アメリカが作った憲法だから自前の憲法を作るべき」という声がありますが、GHQ草案作成にかかわった人たちは、国連憲章に則り、天皇制を残すためイギリス憲法をベースに、アメリカ、ソ連、ドイツワイマール憲法等々からよいところを取り入れ、当時の最先端をいく理想的な憲法を作ろうとしており、その熱い思いが伝わってくる舞台でした。


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2015年08月26日

ニューオルリンズ ジャズフェスティバル@浅草公開堂

 今年も本場米国・ニューオリンズから 「トーマス・フィッシャーとニューオリンズジャズオールスターズ」が来日、浅草公会堂で第29回ニューオルリンズジャスフェスティバルが開催されました。
 リーダーのトーマス フィシャーはじめオールスタ−ズの面々とも顔なじみです。ラストは観客も舞台に上がって盛り上がりました。

 この後、各地のおかみさん会の主催のジャズフェステバルが開催されます。だからこそ、29年も続けて来れたのかもしれません。左端が浅草おかみさん会会長の富永照子さんです。  
 
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2015年07月12日

沖縄長編ドキュメンタリー映画「うずりんの雨」

20150712uzurinnoame095神楽坂で「沖縄を感じる会」に参加した後、神保町の岩波ホールで沖縄の長編ドキュメンタリー映画「うずりんの雨」を見ました。
岩波ホールでの上映は7月31日(金)まで

「うりずん」とは潤い初め(うるおいぞめ)が語源とされ、冬が終わって大地が潤い、草木が芽吹く3月頃から、沖縄が梅雨に入る5月くらいまでの時期を指す言葉。沖縄地上戦がうりずんの季節に重なり、戦後70年たった現在も、この時期になると当時の記憶が甦り、体調を崩す人たちがいるという。

第1部 沖縄地上戦
アメリカ軍が撮影した沖縄地上戦の膨大な記録フィルムと戦ったアメリカ兵、生き残った沖縄島民が沖縄戦の悲惨さを語る

第2部 占領
4月1日の沖縄本島上陸直後から始まっていた米軍による差別的な沖縄占領政策の実態と米軍基地建設、そして占領下での沖縄の人々の平和を求める反基地闘争を中心に描く

第3部 凌辱
米軍基地の存在によってもたらされる沖縄の人びと、とりわけ女性たちへの性暴力の実態を、被害の側と加害者である元米兵の、双方への取材を通して明らかにしていく。
米軍内でも女性兵士たちが同僚の男性兵士から性的被害を受けているという実態も。


第4部 明日へ
辺野古への米軍基地建設をめぐる日本政府の強引な対応と、沖縄への差別的な扱いを許している私たちの無関心に対して、沖縄の人たちの深い失望と怒りが語られる。
そして、勝つ方法は諦めないことという不屈の闘いを続ける沖縄の人びとの真の強さ。

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2015年03月17日

板橋市民ホールで「日本と原発」試写会

知人のデべロッパー社長とお仲間が主催した上映会です。大ホール1階がほぼ満席。

上映の後、河合弘之監督のお話しがありました。

この映画は一般市民と裁判官に見て欲しくて作った。推進側の主張を含め、論点は全て取り上げた。原発訴訟を担当する裁判官は膨大な専門的資料を読まねばならない。だから、先ず、この映画を見て全体を掴んでから、個別資料をあたれるようにした。

3月11日、高浜原発仮差し止め審尋は結審、関電側が裁判官の忌避申立てしたくらいだから差止めは認められるだろう。
裁判は(政治のように)多数決ではない。裁判官1人を説得すればいい。1つの裁判で勝てば結果は平面移動する。日本中の原発は一基たりと再稼働させない!という勢いでした。


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2014年10月04日

銀座のレトロな建物のギャラリーで 「華 いのち 中川幸夫」 上映会



大量の赤は球根作りのために刈り取られた赤いチューリップの花びら。
中川幸夫の赤は花の命が凝縮をされた赤、彼の激しい生へのエネルギー。

20141003華 いのち 中川幸夫レトロな建物は銀座奥野ビルです。
このビルのギャラリーをミニシアターにし「華 いのち 中川幸夫」の上映会がありました。
今年の3月、恵比寿写真博物館で公開されたドキュメンタリー映画です。



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